ハイアールは、どんな会社なのか?
会社の概要
ハイアールは1984年に中国の青島で創業した比較的新しい家電製造会社です。
冷蔵庫の製造からスタートし、製造品目を増やしながら順調に成長を続けており、いまや世界の100カ国以上で事業展開をしている中国でも有数の家電メーカーとして発展を遂げました。
その国のユーザーのニーズに応じた製品を提供し、マーケティングを綿密に行うことで売上を着実に伸ばしています。
日本においても事業展開が進み、三洋から譲渡されたアクアブランドは一定の認知度を得るまでに至りました。
製品のクオリティも日本製に劣らぬレベルに達しており、実際に購入したユーザーからも高い評価を得ています。
ハイアールの白物家電は世界中の人々に愛用されており、今後も高いコストパフォーマンスと品質でシェアを伸ばしていくことが予想されています。
ハイアールの成功までの道のりと今後の動向
家電以外の事業
ハイアールは会社の創業以来、冷蔵庫を始めとした白物家電を中心として成長をしてきましたが、事業が順調に拡大していくにつれて多くの企業を合併吸収しながら、事業の多角化も進められています。
いわゆる白物家電以外の事業も多く、
- 工業用ロボットの設計や作成
- 製薬関連業
- コンピューターのソフトウェア開発
なども手がけており、総合電機メーカーの側面だけでなく多角経営企業の側面も見せています。
また、主要な白物家電製品関連以外にも、保険や金融業界への参入も進められており、収益の柱を家電のみならずさまざまな点に据えるようになりました。
このようにハイアールは会社の規模を拡大するにつれて、多くの業種をとりこみ、経営の多角化とともに収益率を高めています。
実際に、順調な成長により世界各国で合弁企業の設立も多く進められています。
株価について
ハイアールの成長は中国企業の中でもトップクラスとなっており、今後も順調な成長が見込まれています。
そのため、株価も順調に推移しております。
ハイアールは日本では上場しておりませんが、香港の株式市場に上場しており、実際に活発な株取引が進められています。
中国でも最も安定している企業の一つとして認識が広まっており、事業展開も全般的に順調であるため、株価は高値安定傾向にあります。
大きなリスクは今のところ見当たらず、新興国の経済成長とともに業績が伸びていく気配にありますので、比較的安定的な銘柄であるといえるでしょう。
日本での事業展開が成功すると、今後は日本市場への上場も見込まれます。
世界的に見ても多くの国でブランドが認知され、一定の成功をおさめているために、有力な企業であるという見方が大勢です。